Shaqe Of My Heat

最終話
Shape Of My Heart

「ちが〜う。私はケン将軍じゃな〜い。」
「じゃあ、あなたは誰なんですか?」
「ふっふっふっふ。私こそ、このSSの作者様だ。」
また出て来やがった。とお思いでしょうが。
バキッ
「い、いきなり殴るな〜。私この作品、殴られてばかりだぞ。」
「お、お前がこんなSS書くから、私がカレー漬けになったんじゃないか。」
「い、いや。別のゲームのSSに切り替えても良かったんだけど。」
「そうです。こんなふざけてばっかりの作品、出ない方が良かったです。」
「あう。」
「作者さんって、下級生に対する愛が薄いんですか〜?」
「い、いや。そんなことないぞ。」
「そうよ、下級生のまともな作品って、加納さん主演の作品しかないじゃない。」
「いや、それは、思いつかなかっただけで...。」
「.....まあいいわ」
「いいよな、主演作があると、余裕があって。」
ホッ
「と、とにかく、最終回だし、ここからは真面目に書くから。」
「本当〜?」×5
「や、約束する。」
「信じてるからね。」
「行きましょう。」
ふう。
さて、何とか結末まで持っていくか。

「ここ....かしら?」
「何にも書いてないです。」
「こんな隠し部屋があったんだ。」
「入ってみましょうか?」
「じゃあ、ドア開けますよ。」

「あ、いた。」
「ケン将軍覚悟。」

「やはり来たか。UZUKI V。」
「後はあなただけよ。」
「お前達がここまで来たと言うことは、ティ...空飛び仮面は倒されたか。」
「お前の野望もここまでだ。」
「さあ、来い。」

ごにょごにょごにょ。
突然円陣を組む5人。

「さあ、行くわよ。」
「誰からだ?」
「みんなよ。」
「...1対5って卑怯じゃないか?」
「私達、女の子ですから。」
「ハンデです。」
「...1人男が混じってるような気がするが。」
「......やっちゃえ〜。」
「やあ〜。」×5
「く、くそ。」
「あ、女の子を殴るんですか?」
「男として最低だね。」
「うう。」

「やった。取り押さえたわよ。」
5人掛かりで、取り押さえられるケン将軍。
「くそ〜。」
「さあ、正体を明かしてもらうわよ。」
アカUZUKIの手が、ケン将軍のヘルメットに掛かる。
「そ、それだけはやめてくれ〜。」
「私の想像が正しければ...。」
ヘルメットを脱がされるケン将軍。
「やっぱり。」
「ああ。」×4
「健太郎くん」
「先輩」×3
「く、この姿だけは見られたくなかった。」
「どうしてこんな事を?」
「説明して。」

「...あれは、ティナとの結婚式の前の日のことだった。」
「ふ〜ん、結婚ねえ。」
ジロッ

...以下、プロローグ参照。
って、そんな前のこと誰も覚えてないって。

「で、洗脳を維持する装置をティナが持たされていたんだ。」
「ティナちゃん?」
「ティナ先輩もいるんですか〜?」
「空飛び仮面は、ティナだったんだ。」
「そう...だったんですか?」

「うお〜〜〜〜。」
と、その時、叫び声と共に駆け込んでくる影。
「天巡 さんのかたき〜〜〜。」
パン、パン、パン
轟く銃声。
健太郎が、腹を押さえて蹲る。
シュッ
と、その影めがけて、光の筋が伸びる。
「しまった!」
「うお!」
光を受け、崩れ落ちる影。
「ガ〜ン。」
それを見て、アオUZUKIが駆け寄る。
「ガン、どうしてここへ。」
「涼子ちゃん、やったよ。」

「健太郎君、どうして?」
「どうやら、ぼ....防衛システムが.....まだ、生きていたみたいだ。」
答える健太郎の腹から、床に血が滴る。
「せ、先輩、血が。」
「俺は、いいから、彼を早く...病院へ。指向性の強いレーザーだから...多分、大丈夫だ。」
「わかった。先輩も一緒に。」
「俺は、まだ、やることがあるから。」
「先輩、一緒に行かないんですか?」
「この基地は、もうすぐ...自爆する。」
「え?」
「俺が、傷を...負ったから。俺は、それを止めてから行く。」
「本当に来るの?」
「約束する。」
「そう。」

「さあ、みんな行くわよ。アオ、ガンさんをおぶって。」
「健太郎君は、大丈夫なの?」
「ええ、行きましょう。」


「ありがとう、瑞穂。」
「はあ、こりゃあもう駄目だな。」
「俺、死ぬのか。」
「まあ、仕方ないか。」
「俺が死んだら、この基地も爆発か。みんなが出て行くまでは、持ちこたえないとな。」

「疲れた。」
「ティナ...一緒に行こうな。」
「お前には、悪いことしたな。」
「今なら、自信を持って言える。」
「愛していたよ。」



エピローグ

「へ〜、このプラモデル、全部ぶらぢるさんばさんが作ったの?」
「うん、好きなんだ。」
「あら?こっちは作りかけみたいね。」
「新作なんだ。」
「あら?このモビルスーツ、卯月学園の制服を着てるみたい。」
「瑞穂のために心を込めて作った、瑞穂専用ザクなんだ。」
「まあ。」(ポッ)

「はい、リンゴ剥けたわよ。」
「あ、ありがとう。涼子ちゃん。」
「ふふ。食べさせてあげる。」
「い、いいよ。怪我をしてるって言っても、食べる位は出来るよ。」
「駄目よ。あなたは、地球を救った英雄なんだから、私が食べさせて上げるの。」
「あ、ありがとう。」
「はい、あ〜ん。」(はあと)

「ぜ〜ぜ〜ぜ〜。み、美雪〜、ちょっと待ってくれ〜。」
「もうバテたの?ロードワークに付き合うって言ったの、そこつやさんなんだからね。」
「そ、そんな事言ったって、普段の運動不足があ。」
「もう。もうちょっと体鍛えないと、嫌いになっちゃうからね。」
「あわわわわ、が、頑張るよ〜。」

「...。」
「.....。」
「あ、あの。」×2
「あ、ごめんなさい、エルウッドさんどうぞ。」
「いや、愛ちゃんから。」
「いえ、エルウッドさんどうぞ。」
「あ、愛ちゃん....。」
「はい?」
「...な、何でもないよ。」
「そうですか。」(ガックリ)

「ねえ、ハワイコナさん。」
「何ですか?静香さん。」
「いや〜。静香さんなんて、他人行儀は嫌〜。し・ず・かって呼んで。」
「じゃあ、静香。」
「はい、あなた。」
「あ、あなたはまだ早いんじゃ?」
「いいの。私がそう呼んでみたくなっただけなんだから。あ・な・た。」
「....。」(う、嬉しいけど、浮気したら怖そう)

「いいんです〜。」
「どうせ、奈々は人気無いんです〜。」
「奈々だけひとりぼっちなんです〜。」(イジイジ)

「店長、今日はお客さん来ませんねえ。」
「そうだねえ。UZUKI V も解散しちゃって、いつものみんなも、たまにしか来なくなっちゃったしなあ。」
「でも、私は少し暇なくらいがいいです。」
「どうして?」
「だって、店長とふたりっきりでいられますから。」
「ま、真歩子ちゃん。」
ガバァー。
チリン。
「あ、いらっしゃいませ〜。」
スカッ。
「......。」

「は〜、終わった終わった。」
「つ、疲れた〜。」
「こんな殴られてばかりのSS、二度と書くもんか。」
「極悪人な定評まで付いちゃうし。」
「みんな、幸せそうですね。」
「.....。」
「結局、実在の人物で死んだのは、私1人なんですね。」
「あ、天巡 さん。」
「....私だけ、貧乏くじを引いたんですね。」
「い、いやあれは、最終回につながる大事な伏線のために.....。」
「死なせるために、出演依頼してきたのですね。」
「あう〜〜〜。」
「私1人貧乏くじ。」
「こ、この埋め合わせは、きっとするから。」
「本当ですね。」
「ご、ごめんよ〜〜〜。」



ど〜も す です。
ふ〜。疲れた。
これを持ちまして、この連載も無事?最終回となります。
結局、最後まで内輪ネタで行くことになりました。
しかし、今回私の出番がやけに多いな。

え〜、ではこの場をお借りして、謝辞など。
まず、そこつやさん。
この作品、思いついたのは早かったんですが、あなたの一言がなければ、作品にすることなく終わっていたと思います。
おまけに、出演までしていただいて。

そして、快く出演を承認してくださった、ぶらぢるさんばさん、ガンさん、エルウッドさん、オールド・ハワイコナさん、じんとにっくさん、天巡 暦さん。
皆さんありがとうございました〜。
ガンさんには、外伝まで書いていただいたし。

皆さんのおかげで、思い出深い作品になりました。

そして、ここまでおつきあいいただいたあなたに。
こんな馬鹿な作品に、おつきあいいただき、ありがとうございました〜。

では、また別の作品でお会いしましょう。