Shaqe Of My Heat
最終話の1話前
〜決戦! UZUKI V 最後の戦い〜
「ふあ〜〜」
ここはおなじみ、UZUKI V秘密基地。
「この所、敵もおとなしいわね。」
「こう平和だと、退屈になって来ちゃうよな。」
実は、悪の組織と、正義の味方は、相互依存関係にある。
どちらかが無くなれば、もう一方も存在意義を無くす物だ。
「向こうも、もう戦力がないんでしょうか?」
「だったら、こっちから出向いて、向こうの本拠地をたたくべきじゃないかしら?」
「え〜?そんなことしたら、話が終わっちゃいます〜。」
しなくっても、もう終わりなんだが。
「こんにちは、画廊喫茶カトレアですが、出前お持ちしました。」
....さっき秘密基地って...。
「お、待ってました。」
「実は、私このアルバイト、今日限りになりますので。」
「え?そうなの。」
「せっかく仲良くなったのに、残念です。」
「まさか、あの店長、例の病気?」
「は、はい。」
「かわいそうです〜。」
「私の後任には、月宮さんっておっしゃる方が、働かれるそうです。」
寂しそうに、言葉を繋ぐ真歩子。
「あの店長、女の敵ね。」
「じゃあ、食器はいつもの通りにお願いしますね。」
「あなたも、辛いのは一時だけだから、がんばってね。」
「はい、失礼します。」
ああ、真歩子ちゃん...かわいそうに。
「じゃあ奈々ちゃん、隊長にお昼が届いたって言ってきて。」
「は〜い。」
「隊長〜、お昼が届いてますよ。」
「あ、ありがとう、すぐ行くわ。」
「ああ、女王様やめないで。」
「お黙り。」
「あの〜、隊長?」
「あ、今このオールド・ハワイコナのお説教で、手が放せないの。すぐ行くから、先に食べてて。」
「は〜い。」
ビシイ
「はう。」
「ふう、食べた食べた。」
「飯島さんも、大分食べれるようになってきたわね。」
「やっぱり、まだ苦しいよ。」
「それだけ食べればね。」
「美雪ちゃん、太りますよ。」
「....う〜〜。」
その時、響き渡る、電話の呼び出し音。
って、やっぱり電話かい。
「はい、UZUKI V 秘密基地。」
....秘密基地が、名乗ってどうする。
「あら、みこじゃない、どうしたの?」
「あ〜、瑞穂ちゃん、おひさしぶりですねえ〜。」
「それで、どうしたの?」
「いえ〜、大した用事じゃないんですけど〜。」
「それで!どうしたの?」
「静香隊長、いらっしゃいますかあ?」
「え?隊長って、どうしてあなたがそれを?それに、ここの電話番号も。」
「話せば〜、長くなりますよ〜。」
「どうして?」
「....内緒です〜、後で〜、隊長に〜、聞いて下さい〜。」
「...はあ、わかったわ。隊長室にまわすから。」
「ありがとうございます〜。」
「どうしてみこが...。」
「さあ、みんな集まって〜。」
「隊長、さっきみこから....。」
「その説明もしますから。」
「はい。」
「実は先程、敵基地に潜入している、神山さんから連絡があり、敵基地の所在地が判りました。」
「神山先輩すごいです〜。」
「いつの間に、潜入してたんでしょう?」
「じゃあ、総攻撃だ。」
「みこが...。」
「....よく神山さんで潜入できたわね」
「そ、それは言い過ぎじゃないかしら?」
「じゃあ、結城さんは、神山さんにスパイをさせようと思う?」
「それは、....そうね。」
...すっごく失礼だと思うぞ。
納得できるけど。
「敵の基地の場所が判ったので、一気に総攻撃を掛けます。」
「やった。」
「美雪ちゃん、嬉しいの?」
「そりゃあ、早くケリを付けて、このカレー生活と、おさらばしたいもん。」
「さあ、出発よ。」
「あ、あれが敵の基地ね。」
「あれ?結城先輩の絵が飾ってあります。」
「まあ。」
「つっこむわよ〜。」
さて、ここからは、おなじみの戦闘シーンです。
今日は、この御3方を、ゲストにお迎えしてます。
「そこつやです。」
「ぶらぢるさんばです。」
「エルウッドです。」
「あれ、3人だけ?」
「他の2人は?」
「悪役仲間なのに?」
え〜、オールド・ハワイコナさんは、隊長室の居心地がいいらしく、出てきてくれませんでした。
ガンさんは、お仕事の都合だそうです。
「逃げたな。ガンさん。」
「あ〜、私も逃げれば良かった。」
「今からでも、逃げましょうか。」
まあまあ。
今回は、本当に解説だけですから。お、始まったみたいですね。
さあ、戦闘開始。
まずは、下っぱが出てきたようです。
「まあ、定石でしょうね。」
お〜っと、アオUZUKIのパンチが飛んだ〜。
「う〜ん、怖いですねえ。」
おお、キUZUKIの蹴りが炸裂。
「彼女には、陸上で鍛えた、人並み外れた足がありますからね。」
「その化け物みたいな言い方、やめて下さいよ。」
「愛ちゃん。」
お〜、モモUZUKI、逃げ回っております。
「...。」
「ま、まあしょうがないでしょう。」
「愛ちゃん。」
あ〜〜っと、アカUZUKIの蹴りが飛んだ〜。
「彼女には、あのたくましい足がありますからね。」
「そんな、足が太い見たいに聞こえる言い方、しないで下さい。」
「事実でしょう?」
「そりゃあ少しは...。」
「愛ちゃん。」
「ちょっと、そこで遊ばないで!。」
「わ〜い。怒られた。」
...怒られて、喜んでるよ。
ミドUZUKI、体当たり攻撃〜。
「...逃げようとして、ぶつかってるように見えますが。」
「...同感です。」
「愛ちゃん。」
「ホイ〜。」
(なあ)
「ホイ?」
(うん?)
「ホイホイ〜。」
(この戦い、負けそうな気がしないか?)
「ホイ〜〜。」
(俺もそう思う)
「ホイ〜ホイ。」
(命あっての物種だよな)
「ホホイ〜?」
(逃げようか?)
「ホイホ〜イ。」
(俺達にも、生活があるしな)
「ホイ。」
(逃げよう)
あ〜〜っと、どうしたことでしょう?
下っぱが、先を争って逃げていきます〜。
「いけませんね〜。」
「下っぱが、命を惜しんじゃ駄目でしょう。」
「愛ちゃん。」
「エルウッドさん?」
「愛ちゃん。」
「あなた、そればっかりですか?」
「だって、台本がこうなってるんだもん、しょうがないじゃないですか。」
「それは....こいつのせいか。」
い、痛〜。
さ、作者を殴ったな。
お、親父にもぶたれたことないのに〜。
よ〜し、3人とも、退場だ〜〜。
失礼しました、続きをどうぞ。
「よくここまで、たどり着いたな。UZUKI V。」
「誰?」
「ふっふっふ、我こそは、ケン将軍様の腹心、空飛び仮面だ。」
「あ、女の人です。」
「そう言えば、初めてだな。」
「今まで、男の人とばかり戦ってましたね。」
「きっと、作者のスケベ根性ね。」
...失礼な。
「さあ、行くぞUZUKI V。」
「愛、さっさと片付けようぜ。」
「はい、ノーマルUZUKIストーム。いいわね、行くわよ。」
「ち、ちょっと待って、いくら何でも早すぎない?」
「キ。」
「よっしゃ、ミド。」
「だから〜。」
「はい、アオ。」
「オーライ、アカ。」
「フィニッシュ。」
「最後まで、戦闘シーンは手を抜くつもりね〜。」
うん。
「ケン....愛....てた。」
「やったわ。」
「さあ、先へ。」
「う。」
「頭が。」
「ああっ。」
「頭が痛いです。」
「て、敵の攻撃ですか?」
「違うわね、何かしら?突然忘れていた大事なことが浮かび上がって来るみたいな...。」
「まあいいわ、先を急ぎましょう。」
「情報によると、すぐそこが、ケン将軍の部屋です。」
バン!
「いたな!」
「ケン将軍、覚悟。」
続く。
ど〜も す です。
しかし...もはや、SSじゃなく、パロディですね。
それでは、次回最終話をお楽しみに〜。